D45V5Fxシリーズを使用した同期降圧レギュレータです。スイッチングレギュレータであるため、特に入力電圧と出力電圧の差が大きい場合にリニアレギュレータよりも効率的になります。

本製品は12 Vを出力するタイプです。D45V5Fxシリーズを使用した異なる出力電圧の製品もあります。

• Pololu ステップダウン電圧レギュレータ（ 9 V、0.5 A）D45V5F9
• Pololu ステップダウン電圧レギュレータ（ 5 V、0.5 A）D45V5F5
• Pololu ステップダウン電圧レギュレータ（ 3.3 V、0.5 A）D45V5F3

仕様

• 入力電圧：12.5 〜65 V
• 出力電圧：12 V ± 4%
• 最大出力電流：700 mA
• スイッチング周波数：通常時1.1 MHz固定
• 低静止電流：動作範囲内のほとんどで0.2 mA未満
• 保護
  • 短絡保護
  • 過熱保護
• 寸法：7.6 x 11.4 x 2.8 mm
  重量：0.4 g

接続
このレギュレータには、入力電圧 （VIN）、グランド （GND）、出力電圧 （VOUT） の三つのはんだ付けパッドがついています。入力電圧VINはレギュレータに電力を供給します。4 V 〜 65 Vの電圧をVINに印加できますが、有効な下限はVOUTにレギュレータのドロップアウト電圧を加えた値になります。ドロップアウト電圧は負荷に応じてほぼ直線的に変化します （負荷の関数としてのドロップアウト電圧のグラフについては以下を参照）。また、破壊的な LC スパイクにも注意してください （詳細については以下を参照）。3つのはんだ付けパッドは、PCBの端に沿って2.54 mm間隔で開けられており、他の部品との高い互換性が確保されています。そのため、2.54 mmヘッダピンをボードに直接はんだ付け可能です。



※本製品にはヘッダピンは付属していません。

効率
電圧レギュレータの効率は、(出力電力） / (入力電力）として定義され、特にバッテリー寿命や熱などを考慮する際の重要な指標です。



最大連続出力電流
レギュレータの最大出力電流は入力電圧によって変化しますが、周囲の温度、空気流、ヒートシンクの有無などの要因によっても変化します。以下のグラフは、静止空気中室温下、ヒートシンクなしでの最大連続出力電流を示しています。



静止電流
静止電流は、レギュレータ自身が電源供給に使用する電流です。以下のグラフは、入力電圧と静止電流の関係を示しています。



ドロップアウト電圧
降圧レギュレータのドロップアウト電圧は、目標出力を確実に達成するために、入力電圧がレギュレータの目標出力電圧を上回らなければならない最小値です。たとえば、5 Vレギュレータのドロップアウト電圧が1 Vの場合、出力が完全な5 Vになるようにするには、入力は少なくとも6 Vである必要があります。一般的に、ドロップアウト電圧は出力電流が増加すると増加します。次のグラフは、このレギュレータファミリのさまざまなメンバのドロップアウト電圧を示しています。



LC電圧スパイク
電子回路に電圧を接続すると、突入電流によって、入力電圧よりもはるかに高い電圧スパイクが発生する可能性があります。これらのスパイクがレギュレータの最大電圧 （65 V） を超えると、レギュレータが破損する可能性があります。一般的な電源リード （36 インチ / 1 m テストクリップ） を使用したテストでは、入力電圧が約 30 V のときに 65 V に近づくスパイクが観測されました。

30 V を超える電圧を接続する場合や、電源リードまたは電源のインダクタンスが高い場合は、レギュレータ近くのVINと GNDの間に適切な定格電圧の33 μF以上の電解コンデンサをはんだ付けすることをお勧めします。

資料

• D45V5Fx寸法図（PDF）
• D45V5Fx 3Dモデル（step）
• D45V5Fxドリルガイド（dxf）

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商品コード: POLOLU-5437


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