概要
VELVET SOUNDアーキテクチャーを採用した新世代32bit 2chプレミアムDAC、旭化成「AK4490EQ」を採用したRaspberry Pi用の高性能オーディオDAコンバータがマイナーチェンジによって使いやすくなりました。
PCM 32bit/768kHz、DSD 2.8MHz,5.6MHz,11.2MHz対応、PCM/DSDともに最高周波数にアップサンプリング。
高音質オペアンプを±2電源で駆動、バランス&アンバランス出力装備。Raspberry Pi用としては最も高性能なDACです。
※Raspberry Pi本体は付属しませんので別途お求めください
詳細
●Terra-Berry DAC2+で強化されたポイント
・CPUヒートシンク付きRaspberry Pi及びAVIOT CASE 01の銅製シールド取付に対応するため、
基板裏のコンデンサを薄型に変更しました。(POSCAP)
・DC5Vの周辺機器(ディスプレイ等)に電源を供給できるようにしました。
・I2C OELD Switch 用ポート(シリアルポート)を追加しました。
※他の電気的な仕様はTerra-Berry DAC2と互換性があります。
※シリアルポートと+5V端子はコネクタが実装されていません。
●Raspberry Pi コネクタに接続できるI2S接続DAコンバータ:
・4層の高密度基板設計によりDAC+SRC+MCUを同一基板に搭載
●高性能 DAC AK4490(旭化成)搭載
・PCM 32bit 768kHz
・2.8MHz、5.6MHz、11.2MHz DSD入力対応
・強ジッタ耐力
・低歪差動出力
・THD+N:−112dB
・DR、S/N:120dB
●高性能SRC(Sample Rate Converter)搭載(旭化成)
・I2S信号はSRCで高精度低ジッタークロックに変換
・4つの出力モードPCM→PCM / DSD→DSD / PCM→DSD / DSD→PCMに対応
・PCM / DSDは各サンプリング周波数で最高周波数にアップサンプリング
PCM:44.1KHz, 88.2KHz, 176.4KHz, 352.8KHz→705.6KHz
PCM:32KHz, 48KHz, 96KHz,192KHz,384KHz→768KHz
DSD:DSD2.8MHz, DSD5.6MHz→DSD11.2MHz
※CD信号もハードウェアで高音質にアップサンプリング
●高音質設計:
・アナログ部は高音質オペアンプを±2電源で駆動し、高音質コンデンサを採用
・バランス出力、アンバランス出力装備
・4層基板を採用し専用GND層を使うことにより超低ノイズ設計
・Raspberry Pi への電源はDAC電源と完全に分離して供給しノイズの侵入を防止
※microUSBからRaspberry Pi へ電源を供給する必要はありません
※DSD再生について:
・I2S信号でDoPで再生される場合はDSD2.8MHzまでとなります。
・DSD2.8MHzはDSD11.2MHzにアップサンプリングして再生可能です。
【注意事項】
Linuxドライバーソフト(ALSA)の関係でRaspberry PiからTerra-Berry DAC+へ出力される信号は
PCMは192KHz,DSD2.8MHzまでとなります。
Terra-Berry DACはアップサンプリングしてPCM705.6/768kHz DSD11.2MHz で再生します。
ALSAが今後アップデートされた場合はより高い性能で楽しむことができます。
【主な仕様】
●オーディオDAC:旭化成 AK4490EQ
※ご参考:AK4490EQデータシート(PDF)
●PCM:32bit 768kHz
●DSD:2.8MHz,5.6MHz,11.2MHz 対応
●THD+N:−112dB
●DR,S/N:120dB
●電源電圧:DC5V
●PCM/DSDともに最高周波数にアップサンプリング
●高音質:
・高音質オペアンプを±2電源で駆動
・バランス&アンバランス出力装備
●基板サイズ:65(W)×55(D)×20(H)mm
●付属パーツ:
・QIハーネス 150mm 2本
・RCA基板(ショートジャンパー付)
●対応ケース:AVIOT Raspberry Pi 対応オーディオグレードアルミケース / CASE 01
●設計・開発:テラテクノス株式会社